モモ的日常④
モモの店内には、いろんな本やらDVDやらがあり、いつもどれを見ようかなーと、ウキウキします。
今回は、
「肥満と飢餓 世界フードビジネスの不幸のシステム」
「花はどこへ行った」(ベトナム戦争をテーマにしたDVD)
「ニッポンの嘘 報道写真家福島菊次郎」
を借りて帰ってきました。
早速、「ニッポンの嘘」を鑑賞。
90歳をこえた小柄な小柄なおじいちゃん写真家から溢れ出す、理不尽な社会に対する怒りが、凄まじい。
彼が切り取ろうとしたものは、国が隠そうとする真実。人の思いを差し引いても、告発しなければ、世に知らせなくては、という必死の思い。
広島の被爆者、学生運動、三里塚闘争、自衛隊と軍備、祝島の反原発運動、ウーマンリブ、そしてフクシマ…。
私は写真家としての彼の存在以上に、彼が切り取った世界ー日本が肥大させてきた社会の矛盾が、暴力となってふりそそぐ国のあり方と、そこで闘う人々が守ろうとした暮らしや人としての尊厳に圧倒された。
私は彼のように反骨精神で闘う生き方は難しいけれど、日々の選択で、平和な生活、暮らしを守っていくことはできるんじゃないかなーと思っている。