私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

見習い14日目

教員をしていた頃、子どもと出会えたこと、一日一日を笑顔で過ごせたことに感謝する瞬間があまりに少なかった。

明日の授業、いや、次の授業や学級の心配ばかりで、系統立てて話すことが苦手な私は、前に立つ度に頭が真っ白になっていた。きちんと生徒に力をつけられるような取り組みをできたか、自分に問いかけると自信がなかった。そんなことでよく教員ができたものだと思うけれど、やっぱり生徒と向き合う時間やコースで一緒に働く時間は、自分にとってとても大切だった。この時は真剣な顔の生徒と同じ気持ちで働けたと思った。


今日、私の人生はすごい!(笑)と一人感動しながら洗い物をしていた。

何がすごいって、全ての巡り合わせがすごい。国際協力の世界から、特別支援教育を経て、地域のパン屋にたどり着いた。この先まだどこへ行くかわからないけれど、自分の中で一切矛盾がない。どこにいても問題意識とそれを一緒に考えてくれる人に巡り合い、次の選択肢が見えてくる。モモに来られたことだって何物かのお導きとしか考えられない。


そんなことに感動できる日々って素敵だ。