私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

ビーイングタッチ②

養成講座の4日間は不思議な時間だった。

そもそもビーイングタッチが何なのかもわからず、「やり方」よりも「あり方」という趣旨にただただ惹かれ、気づいたら養成講座に来ていた。私にとってここでの経験は、テクニックの習得ではなかった。では何だったのか、と聞かれると困るのだけれど、絶えず「今、ここ」「生命」に向き合いながら自分を受け止める…ような時間。

テキストやマニュアルはなく、言葉通り、治癒を追求し続けて辿り着いた先生の「あり方」そのものが講座になっている。
それは人智では計り知れない自然と生命への畏敬であり、信頼であり、愛情であり、感謝であり。そこに生態の知識や体との対話の手法が乗ってくる。「手を当てる」というのは一つの窓口であり、その先にある生命への神秘を共有することが、講座の醍醐味とも言える。
だから、私の生半可な言葉で説明することに、ものすごい抵抗を感じている。

ビーイングタッチの経験を経て、私の体は素直になった。楽な時、嬉しい時、疲れた時、ドキドキしている時、ちゃんと自分にメッセージを贈ってくれる。


癒しは気付きから始まる。
生命力は、気付きの合計。
体は自分で癒し、元気になる方法を知っている。


そんな先生の言葉が絶妙な安心感となり、講座が終わってからも、体に手を当てる日々が続いている。