私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

ビーイングタッチ③

養成講座は、内容以上に人生に影響を与えるご縁に恵まれた。

すべての出会いが私の人生を映しだしているようで、一人一人の言葉や自分自身の声さえも、一時の迷いもなく心に響いてくるんだ。子どもが言葉を体で吸収するように、形にならない何かが自分の中に入ってくる。

大切な方をガンで亡くされてから、納得する治癒を追求し続け、ビーイングタッチに行き着いた先生。

ビーイングタッチを学びに四年ぶりに帰国した女性。彼女はインドで22年バウルの唄を唄い続けている。

それぞれの人生を抱きしめて、私と同じく引き寄せられるようにしてやってきた受講生たち。

年齢も、住まいも、立場も、境遇も、全然重ならないのに、なぜかとても近く感じる。自分と同じように愛おしい。言葉で理解し合うのではなく、心と体が共鳴している。
他の方の感想でぴったりの言葉があった。
「私たちがひとつひとつのの波であることを信じるのは容易であるけれど、私たちは同時に大海でもあることを容易に忘れてしまう。」
まさに養成講座の間、私たちは大海だった。

そしてとても満たされた感覚。生まれて初めて「自分を大切にするとはこういうことか」と腑に落ちた。

何かしら、人生を丸ごと受け止められた気がした。これから巡ってくる人生も愛していける。

今まで生きてきた体に、産んで育ててくれた両親に、私という人間を形成してきてくれた今まで出会った人全てに、ありがとう。


さーてと。