問題視一旦休戦
国際問題、社会問題、いろいろ問題探しをするのを一旦お休みすることにした。
昔々、まだ小学生だった私は、貧しい子どもを救うマザーテレサに衝撃を受け、こんな愛ある人になりたいと思った。
その後、ボランティアに参加したり、アフリカ現地NGOを訪ねて話を聞いたりして、何か自分が役に立てる分野を模索していた。
特別支援教育に出会った時は、これが教育の原点だと感動し、人の成長のお手伝いをしたいと思った。
救う自分と救われる弱者。
与える自分と与えられる持たざる人。
罪悪感や義務感から出発したものは、どこかで苦しくなった。自分が求めるほどに、周りも同じように追求してくれるから。自分の足りないところをたくさん掘り出してくれるから。もっともっと頑張らなきゃ…
そうやって、どれだけの人を悪者にしてきただろう。協力してくれないとか、悪口を言うとか、そして不器用な自分を一番傷つけてきた。
頑張って役に立つ人間になれば全てがよくなると信じていたけど、実はそうじゃなかったのかもしれない。
途上国と言われる国に行って一番ご馳走になっていたのは私だったし、
教員として勤めていた時も、おっちょこちょいな私を助けてくれたのは生徒だった。
私がしてもらう側になったら、周りの人がイキイキすることもあった。最後には、私が一番いろんなことを学ばせてもらった。
全てが自分のための経験。
自分のための旅。
自分のためのボランティア。
自分のための仕事。
国籍も、年齢も、立場も関係なく、自分が素でいられる時はいつも楽しく、学びが多い。
目の前の出来事を問題と捉えるのではなく、あるがまま受け入れられるようになりたいのです。