私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

尾鷲見学ツアー

点と点がつながって、
線になって、
面になっていく。


今はまだ、

一つ一つの点に出逢い、
感動に浸ることしかできない。




今日はNIUの西井さんに同行して、尾鷲市ツアーにいきました。
尾鷲は、三重県の中でも南伊勢より南側、東紀州地域にある漁業が盛んな地域です。


午前中は、尾鷲高校の授業を見学させていただきました。

自分が地元のために何かしたい、できることがある、と感じることのできる実践的な地域人材育成プログラム、「まちばな」の第一回。

三重大学の学生がファシリテーターとなり、地域活性をテーマに話し合います。積極的に意見を述べ合う生徒たちの姿が印象的でした。

少子高齢化が進む同市で、少しでも若い人が希望を持って地元に残る、戻る選択をして欲しい、という市職員さんの熱意がビンビン伝わってきます。

お昼は、地元の尾鷲水産が運営する「おとと」でお魚ランチ。
新鮮なお寿司や刺身はもちろん、魚の唐揚げや焼き物、煮物もたくさん並ぶ、地元の人気店です。


午後は、9月にオープンしたばかりの三木浦ゲストハウス見学。

文字通り海と山を臨む絶景スポットに、おしゃれな民家が佇みます。一日一組、一棟貸し限定のこちら。
移住されたオーナーのオープンで飾らない雰囲気が、さらに居心地よく、見学というより、話しているうちにあっという間に時間が過ぎて行きました。

素敵な場所なので、またゆっくり足を運びたいと思いました。


話の中で、
田舎の地域活性の現場の生の声をたくさん聞かせていただくことができました。
それぞれの地域への想いや誇りと同時に、煮え切らない危機感を抱き、「生きること」「働くこと」「地域を機能させること」に向き合い、それぞれに奔走している尾鷲の方々に頭が下がる思いでした。


話の中でポロリとこぼれた社長の言葉。


「背景や立場は違っても、
想いを突き詰めれば、
どこか重なるところがある。」



それは、違う文脈で言っていたのだけれど、私にはこんなメッセージに思えました。


私の中にある南伊勢町多気町といった地域、出会った人々。
そこに加わった尾鷲市という地域。
それぞれが向き合う現実、それぞれの魅力や誇り。

今までバラバラだったキーワードが、どこかで接点を見つけて、ゆるくつながっていけるかもしれない。

どんな形になるかはわからない。

ただわかるのは、
尾鷲で出会った人々や景色が魅力的だったということ。
また会いたいと思ったこと。