私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

料理教室と三重の食と。

秋晴れの中、会社が紹介してくれた講座に来ています。

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三重に帰って、
幸せだと感じることの一つに
食の豊かさがあります。

とにかくここは、
野菜も魚も肉も美味しい。

新鮮な食材が
ご近所付き合いや地域の産直店で手に入るし、

おしゃれなカフェや食事処がたくさんあるし、

外で食べれば美味しい空気と一緒に心も満たされる。

今日は、
伊勢芋、きんこ、伊勢ひじき、高菜を使用したメニューでした。

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しかも志摩から来たご一行が、
志摩の手こね寿司を差し入れして下さったのです。

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どれも美味しく、
やっぱり幸せだなぁと。

昔から食いしん坊の私に
食のスイッチが入ったのは、
ラーメン屋の看板にあった、
人生9万食の中で本店を選んでくれてありがとう、
というような言葉に出逢ったことでした。

無限に食べられる訳ではないのだなぁと思ったら、
日々の食事を満喫したくなって、
美味しいと言われる店に通ったり、
調味料を手作りしたり、
調理道具を揃えてみたり、
いろいろと始めるようになりました。

その頃から、
仕事の忙しさに食事を蔑ろにしている自分が悲しくなってきたのです。

コンビニのパンを給油する感覚で食べる自分が情けなくなったのです。

産直店にはたくさん野菜が並ぶのに、夜遅くに帰る生活で新鮮な野菜を手に入れることなぞ贅沢なことでした。

帰って来たらルームメイトが夕食を作ってくれた時なぞ嬉しかった…。

でも本当は私も料理したいのに、という後ろめたさが、さらに頭を擡げるのでした。

だから、今こうして、
新鮮な食材に恵まれて、
自由な環境で、
食に携わることができることに、
日々日々感動しているのです。

そうして皆が食を楽しむことができたら、
食料自給率はあとからついてくるのです。

忙しさに心を亡くし、
食を蔑ろにしていたこの私が、
自給率を下げていただけなのかも。

さぁ、家族や仲間と食卓を囲んで。
あなたが豊かな食を楽しむだけで
世界は平和になっている。

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写真は、先日の昼食会でいただいた勢和の里まめやのお弁当。

大豆生産量の多い地域で六次産業として活躍しています。