ひとくちcafe実現！

「夢が叶ったね」とお客さん第一号の母が言った。

いつまでも親子は親子や。

うん、叶った。

地域や人とのつながりが広がる、

ひとくちcafe。

大好きな仲間と一緒に、

こんなにも早く。

一人で店舗を持とうと奮闘していた時より、もっと理想的な形で。

多気町のふれあいの館の中にある

日替わりシェフキッチン

「サラダボール」初出店。

ワンデイシェフとして、一日限定で。

地元の野菜、季節の野菜を使って、

カレーやサラダ、ケーキなどを提供した。

隣の産直売り場に並ぶ、大きな大根やら白菜やらを存分に調理できて気持ちよかった。

友人に手伝いをお願いすると、

すご腕のお母様と共に現れた。

友人が素敵なメニュー表を描いてきてくれた。

持ち帰りたいというお客様がいるほど、それはアート作品だった。

ホールスタッフさんと社長さんの和気あいあいとした雰囲気に包まれて、地域の常連さんが集まってくる。

もちろん、

カフェオープンという夢が叶ったことや好評ののちに完食だったことは嬉しいのだけれど、

それ以上に、

地域や未来につながる食という形を通して、

人の優しさややる気に触れて、

たくさん笑って、

幸せな想いに満たされて、

今日という一日を過ごせたことが嬉しい。

私がやりたかったことは、

飲食店ではなく、

地域と食と人がつながる場作りだったのだから。

得てして、

私の力ではなく、

すでに目の前にあった。

成功するのではなく、

夢を叶えるのではなく、

成功させていただき、

夢を叶えていただいた。

自然の力に委ねていれば、

宇宙が一番いい形で、

実現させてくれるのだなぁと思った。