一人前の仕事
仕事の失敗は、どんな失敗であれ、大したことないけど、大したことある。
生徒にプリントを渡しそびれるとか、予定の変更を伝えそびれるとか…よくやっている。
すごく反省するけど、性格がすぐに治れば苦労しない。
まぁ、それで誰が死ぬわけではないけれど、私も死んで償うことではないけど、次の日生徒が困るという意味では、やってはいけないケアレスミスだ。
そんな一つひとつが、仕事の責任というものなのだろう。
私は、責任を果たすだけ段取りよく働けない。
小学生の時「僕は勉強ができない」という山田詠美さんの小説のタイトルにとにかく衝撃を受けたのだけど(なぜわざわざ、そんな率直な気持ちをタイトルにするのか、わけがわからなかった)、今ならそのまま当てはめたいくらいだ。
性格なのか、仕事の仕方を知らないだけなのか、仕事のハードルが高いのか、何なのかわからないけど、どうにも改善しない。
自分は価値がないんじゃないかとさえ感じることがある。けど、そんなこと考える暇さえないんだ、一生懸命な人は。まだ自分に甘えているし、他人事なんだ。
ナンセンスなのはわかっているのに、いつもいつもこんなことばかり考えている。