タクスペイヤーグロワー
「君たちには、タクスイーターではなく、タクスペイヤーになってほしい。」
大学時代、お世話になった教授の言葉が頭から離れない。
国や自治体からどうお金をもらうか考えるより、働いて税金を払い、社会を支えてほしい。
年金がいい例だ。
自分が払っても将来もらえるあてがないから払わない、というのは筋が違う。世代間の支え合い、社会全体の支え合い。社会的弱者(になる可能性のある自分も含め)も安心して生活できる社会を自分たちが築いているんだ、という意識をもつことが社会人になるということではないだろうか。強がりでもなんでもなく、その先に人の生活があるならば、私は積極的に払うペイヤーになりたいと思う。
もらえるものはもらっておいた方がいい、見返りの期待できないものに金や労力は割かない、なんて意地の悪さがないでもない。でも、それを自覚した上で、社会人としての誇りを持ちたい。
そして、みなしまが目指したいのはタクスペイヤーグロワー。
社会を支えるペイヤーを育てたい。
障害があっても
ご年配であっても
貧困の最中にあっても
与えてもらう、守ってもらうだけではなく、
社会人としての誇りをもって、世に与えながら生きられるように。