エンデの日その2
黒姫童話館、到着ー!
中には、エンデの生原稿や子どもの頃のスケッチなどなど、息づかいが感じられる品が展示されていた。こういうものを丁寧に納めるって日本人らしい気がする。一人の人間としての軌跡に触れて、私もできることを一つずつ積み重ねようと思った。
エンデのような大作は残せなくても、彼のメッセージを一つの生き方として残していけたらいいなと。
隣には、松谷みよこさんの展示。
馴染みやすい絵本、というだけではなく、彼女は戦争の悲惨さとともに、それが一人一人の心に起因する問題であることを、児童文学で発信していたんだなー。知らなかった。
先週は、山下清の絵画から平和を考え、今は、絵本の世界から人としての生き方を考えている。
芸術家、お医者さん、学校の先生、政治家、法律家、工場で働く人たち、レストランのシェフ、農家さん…それぞれの分野の人が手を携えて、自らの仕事に精を出したら。
鎌仲ひとみさんの描いた「暮らしながら死へ直進するヒバクシャ」の問題に立ち向かえるのかなぁ。彼女が描きたいのは放射能被曝の悲惨さだけではなく、それを作り出す社会構造だから。
お金や時短のためではなく、自分が社会に果たせる役割を考えて生きたい。
…なんて偉そうなこと言ったら、笑われそうだな(笑)
喫茶時間どろぼうにて、コーヒーブレイク