日本人と麻と
今日は、二見浦の賓日館で行われた講演会「日本人と麻 ~麻、伝統的利用法から未来の可能性~」に行ってきました。
https://blabit.jp/event?id=688595714533188
夫婦岩で有名な旅館街、二見。
その美しさから、天照大御神の鎮座地を探していた倭姫命が振り返って二度みたことからこの名がつけられたとか。この海から見える日の出は是非とも多くの方に見ていただきたいです。夏至である今日は、夏至祭で多くの人が早朝から二見の海で禊を行ったそうです。
http://www.toba.gr.jp/200/post_615.html
賓日館は明治に建てられた、とても趣のある旅館です。ギャラリーやコンサート会場としても公開しているそうです。
さて、今回の講演会の趣旨である麻。
昔から日本人の生活にはなくてはならない繊維だった麻ですが、戦後GHQにより栽培利用が規制されることになります。そのため麻を栽培する農家が激減、今や手工法で繊維をとる農家は5軒しか残っていないそうです。
悪を祓うとして神事に欠かせない麻、命をつなぐ象徴としての麻。日本人がずっと大切にしてきたもの、生活の根幹をなすものを、私たちが知らない間に失わないように…
まだまだ知らなければいけないことがたくさんありますね。