私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

おむすびの会

ときわ荘にて、おむすびの会を催しました。

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おにぎりではなく、おむすび。
握るのではなく、手と手を重ねて、お米が自然につながるのを感じます。一粒一粒が息ができるように優しく優しく。

青森に心を込めておむすびを結ぶ佐藤初女さんという方がいらっしゃいます。私にとって祈りとは、その方の暮らし、姿勢、生き方そのもの。
食と向き合うことで、命を引き継いでいくのです。

とは言っても、言葉で書くのと、実践するのは天地ほど差があるもの。

実際に食材と向き合いながら、心を込めるお稽古を重ねていきます。

今回は参加者の方におむすびを作ってもらい、地元の食材を使ったおかずとともに宴としました。

品数が足りないのではとヒヤヒヤしていた私は、口々にに交わされる「あぁ、満たされた」と参加者の声にハッとしました。
気持ちを込めたおむすび一つでお腹も心も満たされる。
とてもシンプルだけど、ついつい忘れがち。目に見える形ばかり追いがちな自分に気づくいい機会をいただきました。まだまだ修行の余地あり!

私は、目の前にある食べ物に思いを馳せることが、未来の病気や世界の環境破壊や戦争を防ぐことにつながると思います。
現代人は食べ過ぎ。こういう私も食べ過ぎ。食べたいものを食べたいだけ食べるという背伸びしすぎた食生活が、環境破壊起こしたり、物を奪い合ったり、偽装事件が起きたり、体を壊して医療費を重ねていると思うのです。

あなたの一口が自分の心を満たし、世界に平和をもたらす希望となりますように…。

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