2015年、最初の人生レッスン

新年があけました。

今年はなんと、

元旦から祖父が大往生。

90歳。

死期が近いことを誰に告げるわけでもなく、周りが異変に気づいて間もなく逝ったそうです。

大正生まれのじいちゃんは、

負けん気が強く、

チャレンジ精神旺盛で、

外国船に乗って世界の海を股にかけていたことを、

いつも自慢していました。

新しいもの、珍しいものに目がなく、

日本画、盆栽、日曜大工、カラオケ…本当に多趣味で、

はたからみると、

わがままなほどに我が道を行く男でした。

この体にも確実にその血が流れているわけで、

今こうして我が道を行く私につながっています。

孫煩悩で、

会う度会う度に、

「あっちゃん、あっちゃん」

と可愛がってくれました。

その祖父が静かに死を受け入れたことに、

今更ながら、驚いています。

穏やかな顔を見ていたら、

あっちゃん、

好きなことして生きたらええ、

と言われたような気がしました。

決してめでたくはない年明けですが、

ご愁傷さまという言葉も浮かばないほど、

私の心は温かく、

命をつないでくれたじいちゃんに、

じいちゃんを悼んで集まってくれる親戚の皆さんに、

感謝の気持ちがあふれています。

キラキラ輝く南島の海を眺めながら、

この故郷に出逢えたのも、

じいちゃんのおかげなんやなぁと。

今、じいちゃんは、

この海の先にいるのかな。

それともさんさんと降る光の中に？

私の隣にもいてくれる？

バイバイ、じいちゃん。

本当に、ありがとうね。

後悔ない一年にするぞ〜！