私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

蒙古斑。

娘の手にちょこんと青アザ。
ふと目に留まり、これなんでしょうか?と助産師モモさんに尋ねた。

「神様の子」

返ってきた言葉に思わず、

「…え?」

と、フリーズしたわたし。

何でも神様がぺんっとたたいた印、
それが蒙古斑だという。

あ、お尻だけじゃなかったのね。

調べてみると、
アイヌの言葉では「神の手の跡」と表現するのだそう。

日本人であれば、見慣れた蒙古斑

大きくなるにつれて消えていくから、
赤ちゃんに接しなければ、
普段、その存在は忘れている。

幼い子が語るという、
胎内記憶に重なった。

きっと皆が持っているけど、
普段は
目には見えない、
耳には聞こえない、
何か大切なもの。