賜りものではなく。
友人と娘の名付けの話をしていた。
「授かりもの、賜りものとして、
大切に育てたいと思う。」
そういったわたしに、
こんな言葉が返ってきた。
「賜りものじゃなくて
預かりものなのよね」
いまや二人の孫持ちの
ステキな先輩ママ。
巣立っていく子どもを見ながら、
そんな境地になったんだろうか。
そういえば、
出産してから
うまく抱っこができなくて、
上手にあやす周りの人を見て
焦っていたわたしに気がついた。
「取られちゃうんじゃないか」
なんて心配していたわたし。
もともと
わたしのものでもないのに。
この安らかな寝顔は、
まぎれもなく彼女のもの。
その人生も彼女のもの。
自分で歩いていく日まで、
一緒にいろんな経験しようね。