私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

坊やと時間と

隣の坊やとおしゃべりしていて思ったこと。


あと10年したらこの子は中学生。私は35歳。高校卒業する頃には、私は40歳かぁ。

知らない間に、私の中で時間は重なり、相手の中でも時間は重なっていく。それぞれの重みをもって。

私は人生のうちで、どれくらい人と時間を重ねられるだろう。

一緒にいてもすれ違うものなのだ。一緒に笑える時間というものは、水面がキラリと光るように、掴もうとしても掴めない。

そんなことを考えながら、大きくなる坊やを思った。
あと四半世紀もすれば、彼は今の私の歳に、私は50歳に。
その時、彼も同じように、不安を抱えながら、背筋だけは伸ばそうとして、社会に出ているのだろうか。子どもでもない、大人にもなりきれない、中途半端な感じ。周りも大人に扱ったり、子どもに扱ったり、どうしてよいかわからない。
50歳の私も案外変わらないかもしれない。

将来、まだ見ぬ大人の君に会いたいな。