私たちが大切にするべきものは何だろう? 大切にするってどういうこと? 日々を綴る中で、片鱗に触れられたら幸せです。

授乳と国際貢献と。

「我が子に母乳を与えることは、
遠くの国の飢えた子どもに食べ物を差し出すことと
つながっているんだよね。」

昨日、あの彼女の言葉で、
何年も私の中で絡み合っていた思いが
すぅっとつながった。

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マザーテレサのような、

国際貢献がしたかった。


世界で飢えている子どもを救いたくて、
豊かになってもらいたくて、
それをライフワークにしようと、
アフリカの孤児院を訪ねたり、
各地でボランティアをしたりしたけど、
うまく満足できなくて、
結局自分の足元に帰ってきた。


そうして今、
世間的な仕事からすっぽり離れて
子育てをしている。

来る日も来る日も、
家で授乳とオムツ替え。

母乳は、完全なる自然の恩恵だ。
日々尽きることなく、
娘に与えられ、命を育む。

私が考えなくても、自ずと出る。
すごい自然の摂理だ。

思えば出産だって、
見返りを求めない自然の働き。

命同士の与えあい、生かし合い。

差し出された乳房をくわえる。
差し伸べられた手に応じる。

差し伸べた方は、
すでに満たされている。

そこに心がこもっていれば、
どんな場所にも
どんな時代にも通ずる、
マザーアースの愛につながっている。

見返りを求めない愛のカタチ。

マザーテレサの愛のカタチ。
アンパンマンの愛のカタチ。
母娘の愛のカタチ。

目の前の人を愛おしく思う心。
無条件に差し伸べる、優しい手。

色んなカタチはあれど、
その根源は
心を通してつながっている。

私はみずみずしい命に寄り添って、
いつだって純粋な愛に同調できる。

子育てって、尊いな。